nynuts

にゅーよーく・なっつ。

「アメリカでは主夫は普通」なわけねえだろ

<Twitterコラム>

◇先日【腹立つイクメン】というコラムを書いたが、私はイクメン自体を憎んでるわけではない。「育児担当者&育児に協力的なパートナー」の組み合わせが羨ましくて羨ましくてハラワタ煮えくり返ってるだけだ。>【腹立つイクメン】 - nynuts http://nynuts.hatenablog.com/entry/2014/01/08/125831

◇実際イクメンは大変よ。まあ「育児に協力的なパートナー」としてのイクメンはぜんぜんラクだけど、「育児担当者」としてのイクメンはマジ大変。要するに主夫。私よ私。「アメリカだったら主夫もラクでしょ」とかよく言われるだけど、そんなわけないだろうに。主夫一回やってから言ってほしいよね。

◇アメリカだって育児の主役は女性。「いやパパも結構やってる」という声もあるかもしれないけど、違います。マジョリティーは圧倒的に女性よ。それに男性が育児担当者になることへの偏見もまだまだある。「男は働いてなんぼ」という価値観。「アメリカ社会全体が主夫を温かく見守る」というのは幻想よ。

◇たとえばこの記事。父親が赤ちゃんを抱っこしながら娘の髪をといてる写真がネット上で話題になって大騒ぎ。でもこれって母親だったら別に普通じゃない? 主夫でも普通よ。私なんかウンコしながら赤ちゃん抱っこして、上の子の髪といたことあるよ。http://dailym.ai/1lJw7ie

◇男性育児担当者はアメリカでもまだまだ普通じゃないのよ。でもひとつラッキーなのは、ちょっとがんばって育児やっただけで高評価なの。赤ちゃん抱っこして髪とくとか。他にはお弁当作るとか。育児やってんだから、そんなの当たり前じゃない? でも「男なのにスゴイ!」ってことになるのね。

◇男性育児担当者への評価のハードルが異常に低いのとは反対に、女性育児担当者に対するハードルは異常に高いのね。うまくやって当たり前的な。それにうまくやっても別に評価されるわけでもないし。踏んだり蹴ったりとはこのこった。男性育児担当者に対するユルい評価基準をマジで分けてあげたいわ。

 

*2014年1月11日