nynuts

にゅーよーく・なっつ。

初めてゲイ結婚式に出て泣きそうになりました。

<Twitterコラム>

◇先週土曜日にかみさんと行ったゲイ結婚式。私完全に勘違いしてたんだけど、ゲイ結婚式ってゲイパーティーとは違うのよね。当然新郎新郎の家族もたくさん参加してるわけでしょ。ストレートの方々が。中にはゲイを快く思わない人も仕方なく参加してたりして(目つきでわかる)。

◇ゲイ結婚式なんだけど、参加者を見ると「男が多いな」と思うぐらいで結構普通だった。ただレセプションのダンスフロアーで、ビアンセの曲がかかった途端にフロアーに男たちが一気に雪崩れ込み、狂ったように踊りまくる風景を見た時はさすがだと思った。

◇あとゲイ結婚式では男性トイレが混む。別に変な意味じゃなくて、みんなガンガン酒飲むし、男性の数の方が多いもんだから、どうしてもそうなるのね。あんな空いてる女性トイレ見たの初めてだわ。

◇私ね、これまでいろんな結婚式に出たことあるんだけど、感動して泣きそうになった結婚式って、今回のゲイ結婚式が初めてだった。セレモニーのとき、マジでウルウルしたの。ホントにいい結婚式だった。

◇最近の結婚式って、ちょっとイベント化してるでしょ。セレモニーにしても、子供が花びら撒いたりとか、新婦入場の前にブライドメイドが次から次に出てきたりとか。結婚式の本筋とは別の部分がやたらキラキラしてる感じ。そんな最近の結婚式に慣れてた私にとって今回のゲイ結婚式はすごく新鮮だった。

◇ゲイ結婚式にもいろいろあると思うんだけど、今回のは通常の結婚式のキラキラした部分がまったくなかったのね。ブライドメイドがゾロゾロいるわけでもないし、ウェディングドレスが見せ場のひとつでもない。まあ新郎&新郎だからね。そのことが幸いしてか、すごくシンプルな結婚式だったわけ。

◇キラキラした部分がないせいで、彼らが自分たちの結婚式に込めた思いがすごくストレートに出たの。それは「私たちは結婚できてホントにホントに嬉しいです」。セレモニーの進め方や聖書朗読の内容、その間に織り込まれる歌とか、すべてがその「ホントにホントに嬉しいです」感でいっぱいだった。

◇ゲイ結婚式ってまだ始まったばっかでこれから変わるかもしれないんだけど、いい意味でまだ形ができてないのね。だからすごく自由。普通の結婚式の形にとらわれる必要もないし、お互い同性だから変に男女感を強調しなくてもいい。込める思いはただひとつ。「結婚できてホントにホントに嬉しい」。

◇今回のゲイ結婚式で私が感じた「私たち結婚できてホントにホントに嬉しい」というメッセージ。私すごく羨ましいと思った。私たちもそうすりゃよかったって。だって結婚式って本来そういうもんじゃないの? まさかゲイ結婚式に出て、本来の結婚式の意味について考えさせられるとは思わなかったよ。

 

*2013年8月13日