「死」が好き

＜Twitterコラム＞

◇昨日あたりから、やたら「死」について書いてるけど、私は「死」に物凄く興味があるのね。私は育児も介護もやったけど、介護のほうがずっと好き。だって介護のほうが圧倒的にゴールがシンプルだもん。介護のゴールは「死」だからね。いかに安らかに死なせてあげるか。それのみでしょ。

◇育児と介護を比べた場合、育児は子供たちの将来をいろいろ心配しないといけないでしょ。「どんな仕事に就くのか」とか「どんな人と結婚するのか」とか。心配多すぎ。その点、介護には未来ないからね。「死」あるのみ。だからあんまり心配いらない。介護してるほうも「やすらかな死」に集中できる。

◇それと、「死」の周辺には人間の修羅場が発生しやすいのも魅力のひとつ。ほれ、遺産争いとか、親子間の仲の悪さとか。あと普段見えない人間の側面も露出されがちよね。いつもは冷たい感じの息子娘が親の死の際に号泣したり、反対にやさしそうな人が恐ろしいほど冷酷非情だったり。だから「死」が好き。

＊２０１４年１月１４日