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アメリカで他言語をマスターすると金になるのか

<Twitterコラム>

◇また面白そうなポッドキャスト見つけた。「外国語教育に意味はあるのか」。アメリカでの話だけど。私から見てもあんまり役に立ってるとは思えない。【Is Learning a Foreign Language Really Worth It? 】http://freakonomics.com/2014/03/06/is-learning-a-foreign-language-really-worth-it-a-new-freakonomics-radio-podcast/

◇他言語を習得することが、脳に何らかの影響を与えるのはわかってるらしい。たとえばバイリンガルはアルツハイマーになりづらいという新聞記事もあったよね。脳を活性化させるみたいな話も聞いたことがある。あと、他国文化に目を向けさせるという効果もアリ。アメリカ人って結構内向きだからね。

◇アメリカで他言語をマスターしてることは結局金になるのか。結果から言うと、そうではないらしい。他言語習得者とそうでない人の収入を比べた場合、その差は前者のほうが2%多いだけだったそうな。つまり、アメリカで他言語がしゃべれても大して金にはならないってこと。最悪なのはスペイン語だと。

◇うちの9歳児は学校で週に1回、スペイン語のクラスを受けてるんだけど、授業の内容は私に言わせれば「クソ」ですね。面白くもなさそうだし、週1回で外国語を習得できるとは到底思えない。うちで子供たちに一生懸命日本語教えてもこんなもんなんだから、週1回45分の授業なんて無駄よ。

◇アメリカで他言語しゃべれても金にはならないし、授業内容も結構クソだし、なら外国語教育なんてやめたほうがいいのか。私から見ると、アメリカの外国語教育熱は二極化してるかな、と。公立校は結構冷めてきてて、私立校はだんだん熱くなってきてるような。NYには英中西で授業やってる私立校もある。

◇おそらくアメリカは、メチャクチャ外国語ができる生徒と、ぜんぜんできない生徒に激しく二極化するのではないかと。前者は私立校の子とか移民の子とか。後者はその他大勢。ただ外国語としての「日本語」の場合は私立・公立に関係なく、「好き」で勉強してる子が多いので、ちょっと微妙な立ち位置よね。


*2014年3月28日