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にゅーよーく・なっつ。

「足場作り」VS「根性がない」

<Twitterコラム>

◇日本人は、何かがうまくできない人に対して、その理由を

・根性がない
・気合いが足りない
・ヤル気がない

みたいに理解することが多々ありますね。そこには論理性というかロジックはあんまりない。「気合いがあれば竹槍で戦車やB29と戦える」的な。未だに「気持ちの問題」にしがちです。

◇アメリカの教育業界でときどき「スカッフォールディング(Scaffolding) 」という言葉を耳にするんですね。「スカッフォールディング=足場作り」という意味なんですけど、何かができない子供に対して、少しずつ上がっていける「足場」を用意してあげるんです。「気持ち」じゃなくて。

◇たとえばアメリカでは、子供たちに「読む力」をつけるために、児童書を細かくレベル分けして、少しずつ上がっていける「足場」を用意してあげます。読める子はドンドン先に行って、読めない子は少しずつ上がっていくと。ヤル気や気合いなどの「気持ち」の話の前に、まず「足場作り」を優先しますよね。

 

*2014年8月3日
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