nynuts

にゅーよーく・なっつ。

「第三の親」システム

<Twitterコラム>

◇軽い頭の体操なんですが、「第三の親」システムってどうでしょうか。両親だけじゃなくて、もうひとり、大人が子供の近くにいてくれるという仕組み。いやね、うちのかみさんの親友たちの中に、子供を持たない女性やゲイ男性がいるんですけど、彼らがうちの子供たちの人生にもっと入ってくれたらなあと。

◇子供が成長していくには、いろんな大人の関わりが必要だと思うんですね。特にうちみたいに父親母親の出来がイマイチな場合は、外部の助けが必要です。多くの人たちは祖父祖母叔父叔母あたりが子供たちの人生に踏み込んでくれると思うのですが、うちはそれもダメ。でも友達だと明確な「仕組み」がない。

◇先の「第3の親」システムについてのツイートですが、批判的なリプライを結構いただいたんですね。たとえば

・赤の他人は厳しい
・金払え
・親がそういう交友関係を構築してれば必要ない
・関係を築きたい人はそうするからほっとけ

◇日本と比べると、アメリカって「家族」になるハードルがスゴく低いと思うんですね。アダプト(養子)も圧倒的に普通だし、「ゴッドファーザー/マザー」みたいな慣習もまだ残ってる。一方の日本は「弧育て」という言葉がよく似合うというか。「家族」と「他人」の線引きが強固。みんなで育てないよね。

◇日本はやっぱり

「自分の子なんだから自分で育てろ」

的な考え方が強いですよね。いろんな大人が関わって育てるとか、育てられないなら代わりに育てる=アダプトする(養子)的には考えないというか。私、それってマズいと思うんですね。もっと柔軟にいろんな選択肢があっていいんじゃないかと。


*2014年8月30日
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