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「自閉症の子の長所は伸ばさない」という理論

<Twitterコラム>

◇いま私が読んでるのがこの本。『Disconnected Kids』。右脳と左脳のバランス調整の話ね。その調整で自閉症等を治そうとしてるわけね。うちの子がテコンドー始めてから急に言葉が出るようになったのは多分この理論。

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◇右脳と左脳のバランス調整で自閉症や多動性障害を治すブレインバランス(以下脳バランス)なんだけど、本読んでて面白なと思ったのは、通常は自閉症の子の優れた部分、たとえば絵が上手いとか理数系に強いとか、そういう所を伸ばしてあげようとするでしょ。脳バランスでは「それはダメ」って言うの。

◇脳バランスでは、弱い部分にフォーカスするのね。たとえば自閉症の子は脳のある部分が必要以上に強くて、反対に他の部分が弱いから、さまざまな問題が出てくるという考え方。だからその「弱い部分」にフォーカスして、そこを強くしてやることによって、全体の脳バランスを良くして自閉症を治すと。

◇脳バランスに興味を持ったのは、うちの子がテコンドーを始めてから異常に言葉が出るようになったから。それも、テコンドーのクラスの前と後でぜんぜん違うの。クラス後はダーってしゃべるのね。何でこんなことが起こるんだろと思って、いろいろ調べてたら、友達に脳バランスの存在を教えてもらったの。

◇うちの子が通ってるテコンドーの先生に聞いたら、テコンドーで自閉症が改善したという話をときどき聞くって言うのね。でもそれはテコンドーだけじゃなくて、高い身体コントロールが必要なスポーツということなんだと思う。それが脳の特定の部分を刺激することによって、右脳左脳の繋がりが良くなると。

◇ちなみにアメリカにはBrain Balance Achievement Centerというのが全米中にあるのね。そこは食生活についてもコンサルするんだけど、その時のキーワードが「Food Sensitivity」。その話はまた別の機会に。http://www.brainbalancecenters.com/


*2014年1月23日
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