nynuts

にゅーよーく・なっつ。

「4月2日生まれ」という基準がユルユルなアメリカ

<Twitterコラム>

◇日本の皆さんは驚くかもしれませんが、アメリカの小学校って州や自治体によって、入学できる誕生日の線引きが違うんですね。たとえば日本の学年分けの線引きは、全国どこでも「4月2日生まれ」基準ですよね。アメリカの場合は州や町によって、1月1日だったり、10月1日だったりするんです。

◇日本だと「4月2日生まれ」を基準に学年分けしますが、アメリカの学校は結構バラバラ。また同じ町の中でも公立と私立で違ったりするんです。さらに私立校の中には、男の子と女の子で違う線引きを設定してる学校もあります。たとえば

男:7月1日生まれ以降
女:9月1日生まれ以降

みたいに。

◇アメリカの一部の私立校が、学年分けで

男:7月1日生まれ以降
女:9月1日生まれ以降

と男女で違う誕生日を設定してる理由は、女の子のほうが成長が早いからなんですね。他にも性別対応として、男の子は休み時間が2回、女の子は1回、みたいな工夫をしてる学校もあります。

◇アメリカの場合、小学校入学の生年月日の基準も自治体によってユルユルですが、さらにその基準を無視して入学を1年遅らせる家庭も結構ありますよね。ちなみにうちの4歳児のクラスにはわざと公立校(うちの町は年長から)への入学を遅らせた子が18人中6人います。

◇はい、アメリカの場合は小学校入学の誕生日も自治体によってバラバラ、さらにそれを無視して入学を1年遅らせる親もゾロゾロ。そんな大雑把なやり方を見て、私が学んだのは

「それでも社会は壊れない」

なんですね。人間、ユルくてもやっていけるのよ。


*2014年9月26日
https://twitter.com/nynuts