「アメリカの貧困」より「日本の貧困」のほうがずっと怖い
<Twitterコラム>
◇このチャートのように、日本はOECDの中で相対的貧困率第4位なんですね。それもアメリカの次。NYの貧困層のことはよく知ってますが、あらためて
「あの次に来るのは日本なのね」
と思うと愕然とします。ぜんぜん良くなる気配もないし。
◇日本はOECDの相対的貧困率第4位にもかかわらず、国民の格差是正に対する関心は低いんですね。このチャートでは最下位なんです。結局、日本の貧困問題がなかなか改善しないのは、この「関心の低さ」「危機感のなさ」が原因ではないかと。
◇上記の2つのチャートはここからの引用です。
◆日本の貧困率
◆国民の格差是正に対する関心
◇このツイート。社会の「底」が抜けてるとしかおもえないんですが。なぜ「死」に落ちるのか。
東京新聞、僅か12.800円の県営住宅の家賃が払えず強制退去となったシングルマザーが無理心中をはかり中二の娘を殺害した事件の記事に胸が締めつけられた。月4.000円の国保の保険料も滞納し、保険証を失効するほど追いつめられていたという。 pic.twitter.com/TuxgNiLitP
— 山下 歩(再稼動反対) (@neko_yamashita) 2014, 10月 26
◇私は以前から日本の貧困問題に関してツイートしてますけど、その理由は
「日本の貧困→死」
の可能性があるからなんですね。社会の「底」が抜けてて、そのまま「死」に落ちてしまう。その点がアメリカの貧困問題と決定的に違うんです。この国には「死なせない」という「底」がある。
◇ちょっと前にこんなコラムをブログに載せました。
貧困問題に関して日本が超特急でやらなくてはならないのは
「社会のドン底にポッカリ空いた、"死"に落ちる穴をふさぐこと」
だと思うんですね。
*2014年12月2日