「人が人を殺さない国」だけど「自分が自分を殺す国」
<Twitterコラム>
◇アメリカに比べると、日本は圧倒的に
「人が人を殺さない国」
だと思うんですね。世界中を見回してもそうでしょう。日本人はそれを誇りに思っていい。ただ一方で、日本は世界でも有数の
「自分が自分を殺す国」
自殺大国という意味です。ホントにそれさえ克服すれば、見事な国になるのに。
◇「日本は、人が人を殺さず(他殺)に、自分が自分を殺す(自殺)国」
と書きましたけど、でも結局は何かに追い詰められて、己を殺してるんですよね。その「何か」を止められれば
「人が人を殺さず、自分も自分を殺さない国」
になれる。問題はその「追い詰めてる」ものをいかにして止めるか。
◇アメリカは、日本に比べるとかなり自殺率が低いですよね。その解釈の仕方はいろいろあると思うんですが、私がひとつ考えてるのは
「人を自殺に追い詰めない何らかの仕組みがあるんじゃないか」
ということです。私はそのヒントが、アメリカの教育システムの中にあるんじゃないかと思ってます。
◇先日、うちの10歳児が現地校で受けた「Tattle & Tell」の授業についてツイートしました。
ちょっと前に、うちの10歳児が通ってる現地校で「Tattle & Tell」の授業があったらしいんですね。 【Tattle】必要ないことを先生に報告する 【Tell】言うべきことを先生に報告する その「必要ないこと」と「言うべきこと」の線引きが、すごく興味深かったんです。
— Hiroyuki Takenaga (@nynuts) 2015, 2月 22
その授業の中でうちの子が教わった「周りの子との関わり方」も
「人を自殺に追い詰めない何らかの仕組み」
のひとつではないかと。
*2015年2月23日
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