もしうちの子が殺人鬼になったら

＜Twitterコラム＞

◇子育てなんかホント博打よねえ。宿題手伝って、スポーツさせて、いろんなとこ連れてって、親がそんだけ尽くしても将来殺人鬼になるかもしれないわけでしょ。まあ大統領になる可能性もあるけどさ。でもどっちに転がるかのコントロールって、親はできないと思うのね。祈るしかない。

◇たとえば、殺人鬼の親って、子供を殺人鬼に育て上げるつもりなんかなかったと思うわけ。子供の頃から殺人の英才教育とかしてるわけないし。親はマジで「なぜ？」だと思うのね。その「なぜ？」を追った本ってないのかなあ。どうやって知らず知らずの間に殺人鬼を作ってしまったのか、って本。

◇私が育児主夫になった理由のひとつが「自分の子供が殺人鬼になるにしても大統領になるにしても、それを見届けよう」だったんですね。もしうちの子供たちが将来殺人鬼になった場合、私はその可能性やプロセスをどこかで見てるはずなんですね。ただ実際に殺人鬼になるまでそれはわからない。

◇もしうちの子供たちが将来殺人鬼になったら、私は自分が思い当たる「殺人鬼になった理由」を徹底的に追って、社会に開陳するつもりです。親として世間に「すいません」と謝るより、そっちをやりたい。いや、「殺人鬼の親」になんかなりたくないですけど、もしもの場合はね。製造責任者として。

＊２０１４年４月１３日