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にゅーよーく・なっつ。

アメリカの小学校の「余計なお世話」と「言うべきこと」の線引き授業

<Twitterコラム>

◇ちょっと前に、うちの10歳児が通ってる現地校で「Tattle & Tell」の授業があったらしいんですね。

【Tattle】必要ないことを先生に報告する
【Tell】言うべきことを先生に報告する

その「必要ないこと」と「言うべきこと」の線引きが、すごく興味深かったんです。

◇たとえば、

【Tattleの例】となりの子がノートに落書きしてるのを先生に報告する=余計なお世話

【Tell】誰かが嫌がらせしてくるor誰かが他の子をいじめてることを先生に報告する=ナイス

要するに何が「余計なお世話」で、何が「言うべきこと」かを教えるんですね。

◇アメリカ人と日本人を比べると、アメリカ人のほうが’「余計なお世話」しないし、イジメや虐待を見つけたら他人であってもすぐに報告するんですね。うちの10歳児のクラスの「Tattle & Tell」授業を知って、

「ああ、こういうところでも鍛えられてるわけね」

と思ったんです。

◇子供の頃に学校で教えられる

「自分やまわりのことで先生に報告すべきこと/報告すべきでないこと」

の線引きって、大人になっても影響すると思うんですね。他人のどうでもいいことに口を挟まないとか、でも不条理には声を上げるとか。日本の学校でもこういうの、やってましたっけ?


*2015年2月22日