nynuts

にゅーよーく・なっつ。

人を褒め忘れないための1セント玉

<Twitterコラム>

◇45を過ぎてから己についてひとつ気づいたんですが、私の脳ミソは非常に単層だということ(気づくの遅い)。物事をシンプルにしてあげないと理解できないんですね。以前3階建ての家に住んでたときも、3層を掃除するとか思うともうダメ。頭が機能しないんです。なので今住んでるコンドはすごいラク。

◇私の脳ミソの単層具合は家事だけでなく育児でも当然発揮されます。いろんなことを一度に考えられない。また私は以前素潜りの漁師をやってたせいで、酸欠で脳ミソが死んでて記憶力がすごく悪いんですね。なんか自分で描いてて「それって単なるバカじゃん」という気がしてきた。

◇たとえば「子供をもっと褒めろ」とか言うでしょ。あれも自分ではそう考えてるんだけど、どのタイミングで褒めればいいかで混乱するし、褒めること自体を忘れるのね。で、結局逆に怒ってしまうことが多い。もっと何かシンプルな方法、己を気づかせる方法があると思うんだけど。

◇で昨日かみさんから聞いたのがこんな話。

アメリカのある会社の社長はいつも右のポケットに1セント玉を10枚入れてる。毎日会社で社員を何らかの形でRecognition(承認)してあげた時に1セント玉を1枚、左のポケットに移すと。その10枚すべてを左ポケットに移すのが毎日の目標。

◇この1セント玉の話、私も子育てとかに使えるなあと思って。いつもポケットに1セント玉を10枚持っといて、子供を褒めたら1枚、あるいは私が怒るのを我慢したら1枚、別のポケットに移すと。夕方ぐらいになって、まだたくさんポケットに残ってたら、かみさんまで褒めてしまうという方法もありよね。

 

*2014年2月24日