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にゅーよーく・なっつ。

「クリティカル・シンキング」な日本の国語授業って?

<Twitterコラム>

◇特にここ10年ぐらい、私はアメリカとヨーロッパの教育がどっちの方に向かってるかをかなりユルく観察してました。で、現時点では両者とも例のクリティカル・シンキング、つまり

「多様な方法で集めた情報を概念化し、応用し、分析し、総合して評価するスキルのセット」

に収束してきてるなと。

◇最近日本でIB(国際バカロレア)っていう教育プログラムが話題じゃないですか。あの出所ってヨーロッパですけど、アメリカにも結構入ってきてて、かなり影響を与えてると思うんですね。結果として、ヨーロッパとアメリカが目指す「教育」スタイルがだんだん似てきてるのではないかと。

◇日本の国語教科書を見てると、ヨーロッパやアメリカが向かおうとしてる「クリティカル・シンキング」を意識してるのが何となくわかるんですね。10周遅れぐらいですけど。ただ、これから日本もそっちの方にどんどん向かっていくと思うんです。最近のIB流行りがそれを象徴してますよね。

◇皆さん、「クリティカル・シンキング」をベースにした小中高の日本語の授業ってどうなるか想像できます?実は海外にはすでに存在するんですね。たとえばIB(国際バカロレア)を採用してる学校の日本語授業。

「未来の日本の国語授業って、こうなるんじゃないかなあ」

とか思うんですね。

◇実は私、約20年前に「未来の日本の国語授業」らしきものを見学したんですね。つまり「クリティカル・シンキング」をベースにしたIB(国際バカロレア)の日本語授業。そのときに書いた文章がこちら。


*2014年11月11日