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大雑把なアメリカン算数は本当にクソなのか

<Twitterコラム>

◇子供たちの新学期も始まって、早速算数の宿題とか持って帰ってくるんだけど、それヘルプしながら思うのが、うちの子みたいに現地校でMathやって、週末の日本語補習校で算数やってる子供たちって、結構おもしろい脳ミソ育ててるよね。おそらく同じことがインド式算数やってるインド人子にも言える。

◇日本の人たちはわからないと思うけど、アメリカの算数ってすごい大雑把なのね。「だいたいどのくらい?」って聞き方をよくするの。だって24×55とかを「だいたいどのくらい?」って聞いてくるわけ。日本人だったら「そんなもんちゃんと計算したほうが早いだろうに」ってなるんだけどね。

◇アジア系親たちにはかなり評判の悪いアメリカン算数なんだけど、うちの子みたいに同時に別の学校や家庭でアジア系算数を学んでる子にはすごく良いと思うのね。アメリカンな大雑把なアプローチの算数と、アジア的きめ細やかな算数の両方学んでるわけでしょ。結構ハイブリッドな脳ミソになると思うのね。

◇私もそうなんだけど、アジア人ってアメ人の大雑把さをバカにするじゃない? 確かに彼らはチョーいい加減だけど、でも大雑把な連中っていうのは物事の全体像を捉えるのがすっごく上手いからね。そこは油断できないのよ。だからアジア的繊細さは抑えつつ、アメリカ的大雑把さも学ぶ価値アリと思うね。

 

*2014年1月6日